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リレーss

未成年、入室ご遠慮願います。 64

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§

「よくお似合いですー!」
「素晴らしい!!」
「これも似合うね」

着せ替え人形よろしく純白のお姫様ドレスに身を包んでいる夕鈴の顔は…ひきつっていた。
もう既に二桁を軽く越したドレスの試着は、純白のウエディングドレスから始まり、カラードレスもAラインからカクテルドレスと、ありとあらゆるタイプのドレスを着させられていたのだ。

「もういい加減にしてください!あたしは!まだ高校生で!高校卒業するまで公にしないって…!」
「…え?」
「ゆ、夕鈴!」
「第一勝手にどんどん先走って!そんな…結婚式なんて…!」
「ゆ「馬鹿ー!」

腕を振り上げた途端。

ビリッ
パツンパツン
パラパラパラ…



「「「あああー!!!」」」



「スワロフスキーが…!」
「最高級パールが…!」
「国産シルクが…!」
「まだ入荷したばかりのドレスが…!!!」

ドレス部の担当者のあまりの慌てぶりに夕鈴の顔がみるみる蒼くなる。

「え…これ…」
「某有名デザイナーが我がホテルの為にデザインした一点物のドレス…」
「えええーーーーー!!?」
「ブライダルの目玉にするつもりでしたのに…」

明らかに肩を落とすホテルの従業員達。

「じゃあ買い取ろう」

さもなさげに言い放つ黎翔に「ちょおっと待ったあー!」と体当たりする夕鈴。ぐぇっ!とひきがえるが潰れたような声を上げてしまったのは、珀黎翔人生唯一の不覚。
僅かに引き攣る顔を落ち着かせようとしながらなんとか彼女を宥めようとする。

「ちょ、夕「そんなこと駄目に決まっているでしょう!」

びしっ!と眉間に突き付けられた指先をついつい見つめてしまう。

「壊したのはあたしなんです!あたしが!バイトして!返します!」
「え!?」
「そんな…珀様の婚約者様をなんて無理「ならあたしは黎翔さんとのお付き合いをやめます!」
「ちょっと夕鈴!?」
「ただの汀夕鈴としてなら雇ってもらえますよね」

にこりと笑う夕鈴と冷気を纏ってこちらを無表情に見つめる黎翔に、ホテル側はどうして良いかわからない。

「ゆ「駄目ですからね黎翔さん」

しっかりクギを刺すのも忘れない。

「さ、あたしを掃除婦として雇って下さいね」



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