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リレーss

未成年、入室ご遠慮願います。 63

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「夕鈴……」
とてもうれしそうで、幸せそうな黎翔さんの顔。
やさしく私を見つめてくれる紅い瞳。
とくん、と夕鈴の胸が反応する。
――私にも、黎翔さんを幸せにしてあげられるのかしら……?
「そうだよ、夕鈴。君にしかできない」
なんで考えていることがわかったの?と夕鈴は思ったが、どうやらいつのまにか口に出してしまっていたらしい。
「黎翔さん……」
「君の勇気に――」
黎翔は夕鈴の手を取って、恭しく口付けた。



「君の美しさと僕の幸運に――乾杯」
黎翔は琥珀色の液体が入ったグラスを掲げて微笑んだ。
「黎翔さん、何かいいことあったんですか?」
「ん?」
「今、幸運がどうとかって」
「君と出会い、こうしていられることが、僕の幸運だよ」
「…………」
いい加減慣れなきゃ、と思いつつも、夕鈴は赤くなった。

二人はレストランに来ていた。
あの後、結局、お付き合いすることになって。
平日はちゃんとお仕事に専念してくださいね、という約束を守った分、黎翔は土曜日の昼間から夕鈴を独占しているのだった。
「……あの、黎翔さん」
「ん?」
「そんなに見られていると、食べにくいんですが……」
「そっか。ごめんね」
と言いつつも、一向に改まる気配はなく。
黎翔は蕩けそうな甘いまなざしで夕鈴を見つめている。
いたたまれないことこの上ないのだが、黎翔がとてもうれしそうなので――あまり強くは言えない夕鈴だった。

食事を終えたころ――
ウェイターよりも年配のスタッフが席にやってきた。
「珀様。お食事の方はいかがでしたでしょうか」
「結構だ」
彼は夕鈴の方にさりげなく視線をとめた。
「僕の婚約者だ」
「れ、黎翔さん……」
婚約をおおっぴらにするのは高校卒業してから、って言ってなかったかしら?
と思いつつも、恥ずかしくてそれ以上反論できない夕鈴。
「それはおめでとうございます!式のご予定は」
「具体的なことはまだ何も決めてない。彼女を他の男に取られないように、囲い込んでしまいたくてね」
「そうでしたか。当ホテルでは本日ブライダルフェアを催しておりまして、もしよろしかったらいかがでしょうか?――ウェディングドレスのご試着などもできますよ」
と最後の一言は夕鈴に向けて言う。
突然話を振られて、夕鈴はあせった。
「あの……」
「行ってみようか、夕鈴」
黎翔はにっこりと笑った。



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