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リレーss

未成年、入室ご遠慮願います。 62

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§

「信じてくれないかな」

そんな風な顔して、覗き込まないで。
だって…黎翔さんみたいに経験がある訳じゃないんだから!

縋るように見つめる紅い瞳に、夕鈴は顔に熱が籠るのを感じる。
いやわかる。これは顔だけじゃなくて全身真っ赤だ。
こんな時、お付き合いなどしたことのない自分のお子様加減に辟易する。どう対応していいかわからないから…。

「考えないで」
「れ…しょ、さ…?」
「そのままの君が好きなんだ」

夕鈴の細い指先を、まるで命綱のように握る。
その男にしては細く長い指は微かに震え…そして汗に濡れていた。

「…ごめん。汗で気持ち悪いよね。こんな事、人に言ったことないから…緊張してるんだ」
「―――緊張?」

この人が?

彼女の驚く顔に苦笑が洩れる。

「そうだよ。…君には緊張しっぱなしだ」

そうは見えないかも知れないけど。
それくらい…君にどう思われているか不安で手に汗をかいてしまうくらい。
君に首ったけなんだよ。

「黎翔さん…」
「君が…嫌じゃなかったら」

黎翔が握り締めていた指を離す。温もりが消えていく指先を、黎翔の汗がひんやりと妙に冷たく感じた。

離れた指が、何故淋しく感じるの―――

曇った夕鈴の表情に微かな期待を寄せる。

「この手を取って」

彼から差し出された手は、何度目だろう。

夕鈴は微かに緊張感を醸し出す黎翔の顔を暫し見つめる。

本当に―――信じていいの…?
でも、あたしは…
あたしは、この手を取りたい。

その紅に魅入られるかのように。

夕鈴は手を重ねた。


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