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リレーss

未成年、入室ご遠慮願います。 55

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ぼす!
夕鈴の煎餅布団の上で、枕が鈍い音を立てた。
枕を投げた夕鈴は、はあはあと息をしていた。
あんな人だったなんて!
恋人のためにホテルを作っちゃうような、ちょっとヘンだけど本当はやさしい人だと思ってたのに。
浮気のことを言ったら、「誤解だ」なんて言って、ごまかそうとして。
許せない!

――もうバイト辞めてやる!!

そのとき、携帯が鳴った。
黎翔さんだったら出ない!と決めていたが、李順からだった。
「社長が、顔に新しい手形を付けていましたが」
「あ……」
「まったく、困った方です。従業員に手を出すような方ではないのですが」
夕鈴は思い切って、言うことにした。
「李順さん。私、バイト辞めようと思ってるんですけど」

電話の向こうの李順は――
黎翔が夕鈴に手を出そうとして、平手打ちをくらったのだと思っていた。
そして、セクハラを嫌がった夕鈴が辞めたいと言い出したのだと思った。
であれば、答えはひとつしかない。
「わかりました。仕方ありませんね」
「……すみません」
「いいえ。もともと貴女には荷が重い仕事だったでしょうから。あの方の相手をするのは、本当に……」
そこで李順は重いため息をついた。
「そ、そうなんですね。やっぱり李順さん、大変なんですね」
「その通りです」

それから、事務的な話を少しして、電話を切った。

……これでよかったのよ。
これで黎翔さんに振り回されることもないし。
落ち着いて、また元の生活に戻れる。
これでよかったのよ……

夕鈴は自分に言い聞かせた。



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