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リレーss

未成年、入室ご遠慮願います。 42

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§

片付けも二人で。夕鈴が皿を洗い黎翔が拭く。その穏やかな表情は会社のお偉いさん方が見たら幻想かと目を擦る事だろう。

「ありがとうございます。すっかり片付きました!」
「ううん、楽しかったよ」

これは彼の本意だ。お喋りしながらの皿拭きは思いの外楽しいものだった。
借りていたエプロンを外し夕鈴に返す。彼女の物なのだから返却するのは当然の事なのだが…何故か返すのが嫌だった。

「じゃあ…帰るよ」
「はい。今日はありがとうございました。浩大さんもありがとう」
「フィアンセちゃん、料理上手いんだな。また食いに来て「駄目だ」
「あんた、一人で来るつもりなくせに!」

ズルいズルいと口を尖らす浩大を知らんぷりする黎翔に笑いが込み上げてくる。

「そ…んな、美味しかった、ですか…?」
「「勿論♪」」

全くピッタリ言い放った二人に、再び笑みが零れる。

「じゃあ…また、食べに来て下さい」
「「いいの!?」」
「はい」

彼女が浮かべたのは今日一番の笑顔。



二人が帰ったあとの家は、なんだか静まりかえって泣きたくなる。
いつもと同じ、弟の気配もあるのに。
なんで…なんで。
さっきまでのあの賑やかさが異様に恋しかった。





「…あの子、料理上手だなー」
「……ああ」
「しかも笑顔もなかなかいいし」
「……ああ」

バックミラーに目を遣りながら、口元は弧を描く。

「俺のお嫁さんにしちゃおっかなー」
「ふざけるな!」

それまでぼんやり外を眺めていたのが嘘のように、激昂した顔で浩大を睨む。

「あの子は私のだ」



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