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リレーss

未成年、入室ご遠慮願います。 41

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おそるおそる味噌汁をすする。
――あれ?
「この味噌汁……なんか、甘い」
「野菜の自然の甘味が出てるんですよ♪」
「そうなんだ……」
美味しい、と思った。
何だろう、この感覚は……舌だけではなく、体全体が美味しいと感じているような……。
次は、ご飯を口に含む。
「玄米はよく噛んで食べてくださいね」
言われた通りにもぐもぐと噛みしめてみる。
悪くない。これはこれで美味しいんじゃないか。
勇気が出てきたところで、椎茸の肉詰めにチャレンジする。
やっぱり美味しい。
「夕鈴、これ……美味しいね」
「そうですか?……よかった」
夕鈴はにっこりと笑った。
その輝くような笑顔に、黎翔の胸が震える。
――こんな簡単に君が笑ってくれるなら、いくらでも食べてしまいそうだ――

夕鈴も、実はちょっと後悔していた。お手伝いすると言い出した子どものやる気を削いでしまった母親のように、罪悪感を感じていた。
「黎翔さん、お魚……大丈夫ですか?こうやって骨を取っちゃえばいいんです」
「……こう?」
「そうです!わー、綺麗に取れましたね!」

作り立ての温かくて美味しいご飯を食べているうちに、しだいにわだかまりが解けていく。
なんとなく、食卓越しに二人で微笑み合って。
そんな二人の様子を、図書館での勉強から帰ってきた青慎と、浩大は黙って見守っていた。
浩大はひそかに(子どもの食育みてー)と思っていたが、口には出さなかった。

「黎翔さん、ピーマンもちゃんと食べてくださいね」
「……ハイ」




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