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リレーss

未成年、入室ご遠慮願います。 25

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「あー、困った困った。どうしようかの~」
声のする方を見ると、小柄なおじいさんが自販機の前で立ち往生していた。
困っている人を見ると見過ごしにできない夕鈴である。
早速駆け寄って声をかけた。
「どうしたんですか?」
「500円玉を自販機の下に落としてしまったんじゃ」
「取ってあげますよ。ちょっとどいてくださいね」
「そんなことをされては申し訳ない。お嬢さんの手が汚れてしまうぞ」
「大丈夫ですよ」
夕鈴はひざをついて手を伸ばし、硬貨を拾い上げた。
「はい、どうぞ」
「これはすまんの。親切な娘さんじゃの~。孫の嫁にもらいたいぐらいじゃ。――お嬢さん、恋人はおるのか?」
「え」
ぽわん、と黎翔の姿が浮かんで、夕鈴はかああっとなって固まってしまった。
老人はそんな夕鈴を見て、笑い声をあげた。
「聞くだけ野暮だったわい。こんな可愛いお嬢さんだったら、当然じゃのう」
「し、失礼します!」
「気を付けての~」
夕鈴はダッシュで駆け抜けた。
(恋人!?違うわ、黎翔さんには李順さんがいるし!私は雇われ婚約者!ただのバイトなんだから!!)

老人は、夕鈴が走り去っていった方角を見ていた。
そこへ、ひょこっとあらわれて、声をかける人物がいた。
「何やってんの、張のじーちゃん」
「おお、浩大か。どこに隠れ取った」
彼はにかっと笑った。笑うと、少年というより青年の顔になる。
「それよりどうよ、フィアンセちゃんは」
「ふむ」
珀家を預かる家宰・張元は、ひげをいじりながらつぶやいた。
「あれがぼっちゃまの婚約者か……」



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