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リレーss

未成年、入室ご遠慮願います。 22

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§

どしんと当たった顔を思わず押さえる。

「…っ、すみませ…」

謝りながら顔を上げたまま、ぽかんと口を開けてしまう。

「…貴女は仮にも女性でしょう。もう少しおしとやかに出来ませんか」
「李順…さ、ん…?」
「全く…手を煩わせないで下さい」
「どうしてここに」
「貴女の携帯電話のGPSから検索したんですよ」

そういえばこのバイトが決まった時に渡されていたんだった。
今まで全く無縁のものだったので、鞄に入れたまますっかり忘れていた。

「さあ、あの方がおまちかねですよ」
「あの方…って…」
「おい待てよ!」

肩を抱きそのまま連れて行こうとする李順を呼び止める。

「几鍔…」
「夕鈴、お前こいつめちゃくちゃ怪しいじゃねぇか!」
「なんですか。人聞きの悪い」
「うっせえ!眼鏡野郎が!夕鈴をどうしようって言うんだよ!?」
「ちょっと…几鍔!」
「黙ってろ!」
「―――お二人は恋人同士ですか?」
「「はあ!?」」

思わず顔を見合わせてしまう。

「「こいつが!?」」

「んな訳ないでしょう!」
「こんな煩い女!こっちから願い下げだ!」
「なにをー!やるなら買うわよ!?」
「そういう所が女らしくないってんだよ!」

ぎゃあぎゃあと大騒ぎに発展しつつあるこの状況に、再び李順が割り入った。

「夕鈴さん、とにかく仕事ですよ!」
「は、はいっ!すみません!!…几鍔、またね!」
「夕鈴…っ!」

夕鈴はさっさと李順の後をついていく。

その姿が見えなくなった頃、漸く几鍔が呟いた。

「―――あいつ、ナニモンだ」



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