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リレーss

未成年、入室ご遠慮願います。 12

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§

翌朝。
なんだかボンヤリとした朝を迎えた夕鈴は、のそのそと布団から出ていつも通り朝御飯の支度を始めた。そして彼女らしくなく目玉焼きを破裂させ、味噌汁を吹き零し、ご飯を指の上に落として火傷した。

「…姉さん、どうしたの?」
「んー…なんかわからないんだけど、ボンヤリしちゃって」
「変な夢でも見た?」
「…んー?」

首をいくら捻っても思い出せない。

「…わかんない」
「そう?でも気をつけてね」

意外と姉さんおっちょこちょいだから、と笑われ口を尖らす。

「そんなことないわよ!―――あ、ほらお弁当!!」
「ありがとう!いってきます!」
「いってらっしゃい。気をつけてね!」

中学生の弟はいよいよ物入りになってきた。あの馬の尻ばかり見てる父親など当てにならない。
ここは自分が頑張らねば!

「さて、今日も頑張りますか!」


「今日、君は僕に付き合うんだよ」

不意に目の前に現れた人物が把握出来ず、目をぱちくりさせる。

「もう忘れたの…?僕の事」
「え、えと…あの…確か」

そこで思い出してしまった夢の内容。


『…夕鈴…』
『れ、いしょ…さ…』
『これくらい、いいだろ…?』
『あたし…っ、』
『―――ん?』

近づいて来る紅い瞳。
薄い唇。
すらりとした鼻筋。


「~~~!あたし、両刀使いはダメなんです!」

「―――は?」

チュンチュン…と雀が鳴いた。


そうか…。料理が得意だと李順からの報告書に上がっていたな。

早速秘書に調べ上げさせた報告には家族関係から財政状況、特技までみっちり書かれていた。

「(包丁の)両刀使いは出来ないよ。僕も」
「えっ!?」

じゃあやっぱり…男の人しか愛せないのね。

その日一日夕鈴の目が憐れむような視線を向けていたのに、黎翔はただ、首を捻るばかりであった。



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