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短編

夫婦の時間(小ネタ)

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健全部屋に置いていいのかグレーゾーン?黒ではないが真っ白でもない。



夜の後宮。
人払いされた部屋は静かで、心臓の音さえ聞こえてしまいそうだった。
夕鈴は手が汗ばんでいるのに気付いた。
「夕鈴。緊張してる?」やさしく語りかける陛下。
「はい。・・・私、こんなの初めてで・・・」
「すぐに慣れる。安心して」
「でも私・・・陛下と、なんて・・・自信ないです・・・」もごもごと口ごもる夕鈴。
「大丈夫だよ。僕が教えてあげるから。毎晩でも・・・ね」
陛下のやさしい微笑みが、艶を含む。
夕鈴は真っ赤になってうなずくことしかできなかった。


「あっ、そこは・・・」
「ん?」
陛下は笑顔で夕鈴を見つめた。笑ってはいるが、目は獲物を逃さない狼の目である。
夕鈴は息を詰めていた。
くす、と陛下が笑う。夕鈴はすぐに顔に出るから面白い。見飽きない。
「今度は夕鈴の番だよ・・・?」
うながされても、夕鈴はまだためらっていた。陛下は有無を言わせずそれを握らせた。
黒光りしているそれを、こわごわと手で包む。大きい、と夕鈴は思った。
夕鈴は手を動かした。
「ん・・・」陛下はそっと眉をひそめる。
夕鈴はその様子をじっと見守った。
「夕鈴・・・素質があるよ」伏目がちに、まつげを伏せながら、陛下はつぶやいた。
「本当ですか?なんだか恥ずかしいです・・・」
「これからが楽しみだ」
陛下の長い指が、つややかな粒をつまんだ。
「あっ・・・」
「夕鈴・・・ここが、弱い」低い声が容赦なく指摘する。
「あ、ああ・・・」
夕鈴はなすすべもなく、陛下に翻弄された。


「もうダメ、陛下強すぎて・・・ついていけません」
「え~?そんなこと言わないで、夕鈴。僕は君とできて楽しいんだから」
にこにこと陛下は笑う。
「でも・・・」
碁盤を前にして、夕鈴は抗議した。
青慎の相手をしていたので、下町ではそれなりに強い方だったのだが。
相手が陛下では、比べ物にならない。
そしてこの囲碁セット。
高級な碁盤は、家が買えるほどの値がすると聞く。
夕鈴は自分が使っていた黒い碁石をじっと眺めた。いかにも高級品らしく、厚みがあって大きく感じられる。見たことのない艶を帯びていて、指紋を付けるのがためらわれるほどだ。
「こんな高級なものを使うのは初めてで、緊張しちゃいます」
「大丈夫だよ、これは頑丈だから。夕鈴が壊しちゃった備品みたいに壊れたりしないから」
「もー、それは言わないで下さい~~!」
あはは、と朗らかに笑いながら。
赤くなる夕鈴を見ながら。
・・・夜の楽しい過ごし方を、たっぷり教えてあげたいなあ・・・
と陛下が思っていたかどうかは--後日、明らかになる。



おしまい☆



陛下はお強いと思います。とっても。


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