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短編

花冷え【第44話ネタバレ含む】

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警告!本誌第44話ネタバレ含む。
今さらですが、例の陛下の発言が、ど~してもスルーできませんでした・・・。


















夕鈴と仲直りできたことがうれしくて、うれしくて。
やっかいな客人も帰ったことだし。懸案事項はすべて解決。
その日の陛下は、内心、浮かれていた。

「あんなのは口付けのうちにも入らんか」
「それ、どういう意味ですかっ?」顔を真っ赤にして飛びすさる夕鈴。
ふふっ。夕鈴ってかわいいな。
僕の言動にいちいち反応してくれる君が、可愛くて、愛しくてならない。
つい、もっとからかいたくなってしまう。
「どういう意味か、知りたい?」
夕鈴は唇をきつく結んだかと思うと、きっとにらんできた。
そういう負けず嫌いのところもかわいいんだよね~、などとのんきに惚けていたら。
夕鈴はお妃スマイルで反撃してきた。
「ぜひ教えていただきたいですわ、陛下」

「・・・ゆーりん?意味わかって言ってるの?」
「わ、わかってますよっ!」お妃スマイルが剥がれて、むきになる夕鈴。
夕鈴は、彼が本当に口付けするわけない、とでも思っているようで。
そんなふうに意地を張られると・・・その意地を無理やり剥ぎ取りたくなるよ、夕鈴。
君はわかっていない。
自分がどれだけ男を挑発しているのか。
無防備で、無自覚で、それゆえにとてもあやうい王の花。

「--ならば、妃よ。こちらを向いてくれるか」
狼陛下の声に、夕鈴は少しひるんだように見えた。
彼女が怖がっている狼陛下で接すれば、すぐに逃げていくかと思ったのだが、夕鈴はそうせずに--彼の命に従った。
あごに手をかけて、上を向かせる。
それでもまだ逃げない。
・・・うーん。がんばるなあ、夕鈴も。
間近に顔を近づけて、夕鈴、とささやく。
王の花は、ぴくん、と揺れた。
「・・・ぁ、・・・」
かすかなあえぎ声を、狼の耳は聞き逃さなかった。

ほんの少し、おどかすだけのつもりだったのに。
そんな心づもりは吹っ飛んでしまった。
彼は花に誘われる虫のように、吸い寄せられて--

っくしゃん!!

派手なくしゃみが響いた。
くしゃみする直前に、夕鈴は顔をそむけたので。
陛下は、夕鈴の耳上に飾られた生花に口付けるはめになった。

ずず~と鼻をすするゆうりん。
「あっ、陛下!すみません、かかりませんでしたか?」
「・・・うん」
「本当にすみません!夜、肌寒かったせいか、ちょっと冷えちゃって・・・」
「・・・・・・」
わずかに間があいた。
しかしながら陛下は、強靭な精神力でもって体勢を立て直した。
「ならば、私が暖めてやろう」
「もー、陛下ったら!」

戻ってきた日常を、散りゆく花びらが彩っていた。



おしまい☆



あえぎだったのか、くしゃみの前触れだったのか?(笑)
ぶえーっくしょい!!って迫力のくしゃみにしようかとも思ったんですが、なんとなく陛下がかわいそうすぎる気がして、書けませんでした(^^;)
こんなオチになってしまったのは、花冷えのせいなんです・・・。
8巻は通販で頼んじゃったから、待ってないと。早く来~い!


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