スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←いただきもの 慎様よりイラスト 陛下の毛皮と夕鈴 →灯りに願いを
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


もくじ  3kaku_s_L.png 短編
もくじ  3kaku_s_L.png 愛の檻シリーズ
もくじ  3kaku_s_L.png リレーss
総もくじ  3kaku_s_L.png +小説以外(感想・考察etc)
もくじ  3kaku_s_L.png いただきもの
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
  • [いただきもの 慎様よりイラスト 陛下の毛皮と夕鈴]へ
  • [灯りに願いを ]へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit
 

「+小説以外(感想・考察etc)」
ひとこと萌え

【一言】第30話ちょい足し妄想(ネタばれ注意!)

 ←いただきもの 慎様よりイラスト 陛下の毛皮と夕鈴 →灯りに願いを
第30話ネタばれです。






















「・・・陛下のばか・・・」
左の肩が重くなった。夕鈴が眠りについたのだろう。
「・・・お疲れ様、お嫁さん」
女の足であの距離を歩くのはさぞ骨が折れただろう。順路を無視して、王のいる場所まで最短ルートで行くというやり方もあったはずだが、彼女はそうはしなかった。
春の訪れをもたらす花の使者として、王宮中をめぐったのだ。
彼は春の宴の儀式的側面など気にも留めていなかった。いや、およそ今夜の宴に参加した者の中に、これを儀式と思って臨んだ者がいただろうか。
ただひとり、夕鈴だけが、それを信じている。王のもとへ、この国へ春を届けるのだと。
そんな夕鈴の純粋な心が愛しくもあり、痛ましくもあった。
君の輿を壊した者を処罰することさえできないなんて。どうあがいたところでしょせん王などお飾りにすぎないのだと嘲笑されているようで、苦い思いでいっぱいになる。
こんな状況では、君を本当の妃にすることなど、夢のまた夢だな・・・、と思い知らされる。
臨時花嫁という立場でさえ、夕鈴はこれまで何度も命の危険にさらされてきた。これが本物の妃となり懐妊でもしたら、ますます命を狙われるだろう。
まだまだ時間が要る。
君を守れるだけの--君と君の子が安全に暮らせるような環境にしなくては。
ふっと過去の記憶がよみがえる。まだ王子だったころの古い記憶が。
--あんな思いをするのは、自分だけで十分だ・・・。

彼はそっと手を伸ばした。春とはいえ夜はまだ冷える。夕鈴の指先は冷たくなっていた。
「夕鈴。待っててくれる?」
眠っている夕鈴は答えない。
彼はそっとほほ笑んだ。
大切なものを扱うように、小さな手をゆっくり持ち上げて、唇で触れた。何かを誓う神聖な儀式のように、おごそかに、静かに。
散りゆく花びらだけが見守っていた。

~終~


何もご丁寧に腕を組まなくてもいいでしょうよ陛下ーー!!宰相と会話するまでは結構ノリノリだったのにー。ヨシ様のサイト ほんのり で感想を読んで、「我が世に尽くしてもらう」というあの台詞は実はすっごい皮肉だったのか!とわかって、あー、それでストップかかっちゃったのかな?と妄想してたらこんなふうになりました。

総もくじ 3kaku_s_L.png +小説以外(感想・考察etc)
もくじ  3kaku_s_L.png 短編
もくじ  3kaku_s_L.png 愛の檻シリーズ
もくじ  3kaku_s_L.png リレーss
総もくじ  3kaku_s_L.png +小説以外(感想・考察etc)
もくじ  3kaku_s_L.png いただきもの
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
  • [いただきもの 慎様よりイラスト 陛下の毛皮と夕鈴]へ
  • [灯りに願いを ]へ
 

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメント:投稿可能です。
  • [いただきもの 慎様よりイラスト 陛下の毛皮と夕鈴]へ
  • [灯りに願いを ]へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。